最強のスナップレンズEF40mm F2.8 STM

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EF40mm F2.8 STMを購入した経緯とスナップの作例を載せます!

 

 

購入の経緯―スナップが撮りたい

このレンズは9月にも購入を考えたのですが、Yonguoの35mmと焦点距離が被るので結局シグマの24mmを買いました。
それがなぜここに来て購入に至ったかというときっかけはフォトマスター検定1級の受験です。
1級の勉強をすると必ず聞くであろう写真家の名前があります。アンリ・カルティエブレッソンです。
彼はライカのレンジファインダーカメラに50mmの単焦点を付け、世界中を旅してフォトルポタージュを作成しました。 フォトルポタージュとは誤解を恐れずに言えばブログみたいなもので、現地で撮った写真を効果的に配置して文章で彩りを添えた作品のことです。
彼は50mm単焦点1本で何でも撮ったのです。多くはスナップですが不思議な魅力があります。
それは恐らく50mmという画角がなせる技です。これは僕の持論ですが、50mm付近で撮った写真は撮影したその場に居合わせたようなリアルを写します。
残念ながら僕は50mmを使いこなせず売り払ってしまいましたが、40mmなら使いこなせる自身がなぜかあったのです。
40mmは50mmよりも35mmに近いことがその理由だと思います。

もう一人、 このレンズを買うきっかけとなった写真家がいます。それはアンリ・カルティエブレッソンの影響を大いに受けたブラジル出身のモノクロ写真家、セバスチャン・サルガドです。
彼は21世紀に生きながらもモノクロにこだわり、「すごい」としか言いようのない素晴らしい写真を撮ります。彼もブレッソンと同様に世界中を旅する写真家ですが、被写体の多くは戦地や雄大な自然です。
完璧な構図とタイミング、そしてモノクロゆえの強烈なダイナミックレンジとパンフォーカス。まるで絵画のような写真です。
彼が主に使っているのが35mmで、補助的に焦点距離が前後する28mmと50mmを使うそうです。
それを知ったとき、自分は40mm1本で勝負してみたいと思ったのです。

 

購入候補となった40mmレンズ


40mmは根強いファンがいながらも種類が少ないレンズです。本当はボケも活かしたかったのでフォクトレンダーのUltron 40mm F2がほしかったのですが、少々値が張る上にマニュアルフォーカスレンズなので断念。いつか買います。

次に白羽の矢を立てたのはCanonパンケーキレンズです。このレンズは開放F2.8と若干暗いのでボケには不安がありました。それにSTMレンズはマニュアルフォーカスの使い勝手がどうも気に入らないです。
しかし中古で1万以下、オートフォーカス可、高い描写性能、スナップ用途ではF2.8くらいまでは絞る、これらのことを考えると素晴らしいレンズだということがわかりました。

 

Canon 単焦点レンズ EF40mm F2.8 STM フルサイズ対応

Canon 単焦点レンズ EF40mm F2.8 STM フルサイズ対応

 

 

EF40mm F2.8 STMのスペック


EF40mm F2.8 STM

焦点距離:40mm
開放絞り:2.8
絞り羽根枚数:7枚
最短撮影距離:30cm(最大撮影倍率0.18倍)
駆動系:ステッピングモーター
フィルター径:52mm
最大径×長さ:Φ68.2mm×22.8mm
質量:約130

開放F値は2.8と少し暗いですが、コンパクトで軽量でツボを抑えています。最短撮影距離は30cmなのであんまり寄れないかなーと思ったのですが、40mmで30cmだとマクロ的な使い方をしないかぎりはそんなに不便を感じません。

作例

カメラはCanon EOS 5D、RAWで撮ってLightroomで編集しています。色温度、明るさ、明瞭度くらいしか変えていません。


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F2.8

これぞスナップという1枚。何気ない一瞬を切り取るには最適なレンズです。軽量コンパクトなのでバッグの中でもかさばらずに撮影に臨めます。これくらいの距離感だとほとんどボケないみたいです。


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 F4

誤ってISO800のまま撮ってしまいました。ISO AUTOがないEOS 5Dでやりがちなミスです。
これは横断歩道の反対側から撮った写真です。これだけ見せられるとまるで広角のような1枚です。
広角のようにも標準のようにも使えるとはこのことです。


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 F2.8

 
続いては雰囲気を重視してマイナス補正をかけた1枚。これはぐいっと寄って標準レンズのような使い方です。とろけるようなボケというよりも形を保ったままボケてくれるレンズです。スナップでは状況を確実に伝えるのが重要なのでこのボケは好ましいと言えます。
 


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F2.8

 次は少し寄った作例。最短30cmでもこれだけ大きく写せればほとんどの場合問題なさそうです。食べ物も余裕を持って写せるのではないでしょうか。四隅は若干ぐるぐるぼけの傾向が見られますがよく耐えています。後ろの花壇が確認できつつもふわっとボケている感じが心地良いです。


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 F5.6

飼い猫のあくびを捉えた決定的瞬間です。40mmという画角により空気感が伝わってきます。非常に繊細な写りをします。

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 F22

続いて意地悪くF22まで大胆に絞って太陽を入れてみました。光芒がきれいに出ています。コーティングが優秀でフレアやゴーストはなさそうです。古いレンズばっかり使っていたので新鮮な感じです。


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 F2.8

周辺光量も見ておきましょう。開放だと少し四隅が落ちますが軽度です。 F値に無理がないからでしょう。個人的にはもう少し落ちていると表現に使えて楽しいのですが、画像編集でいくらでも四隅は落とせるのでOKとしましょう。


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F5.6

最後にスカイツリーの根元を写した鉄骨好きにはたまらない1枚。等倍で見てもリベット?までしっかり解像していて四隅もバッチリです。コントラストも上々でさすが2012年発売のレンズです。
 

まとめ


今回の多くの写真は浅草スナップでしたが、40mmだけ持って出かけてもほとんど不便を感じることがありませんでした。近ければ少し離れればフレームに収まるし、遠ければしっかり絞ってクロップすればいいと割り切りました。それよりも、瞬時にカメラを取り出して撮れることの方が重要だとさえ感じました。

40mmを持っていなかったらぜひ使ってみて下さい。 このコンパクトさは近い焦点距離を持っていても決して無駄にはなりませんよ。 
Canon 単焦点レンズ EF40mm F2.8 STM フルサイズ対応

Canon 単焦点レンズ EF40mm F2.8 STM フルサイズ対応