Yongnuo 35mm F2を買ってみた!②|実写レビュー

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こんにちは、ちびたです。Yongnuoのマイナーなレンズ、YN35mmF2を購入したのでせっかくだからレビューを書こう、第二弾です。今回はEOS5Dでの実写レビューです。

 

はじめに、外観やスペックについてはこちらをどうぞ

phobby.hatenablog.com

 

それでは第二弾行きます!

 

 

レタッチなしの作例。EF24-85mmと比較

まずは素の写りを見ていきたいと思います。

ちょうどEF24-85mmF3.5-4.5USMで35mmの焦点距離が被っていたのでそれと比較していきます。

こちらのレンズはなかなか古いですが、非Lレンズながら若干明るく、Lレンズに迫る描写力との評価もあるほどです。ちなみに僕はLレンズを持っていないのでわかりません。

これから見せる4枚はRAWで撮影、Lightroomに取り込み、編集せずに吐き出したものです。

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 YN35mmF2 F4,SS1/60,ISO1600ストロボ発光あり 
 
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EF24-85mmF3.5-4.5USM F4,SS1/60,ISO1600ストロボ発光あり 

大した被写体じゃなくて申し訳ありません。 中央の描写にはあまり差がありません。
Yongnuoの方は周辺が甘く、お父さんタンブラーの絵柄が隅に流れています。
2段絞り込んでいますので周辺光量落ちはほとんど見られません。
 
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YN35mmF2 F4 SS1/60 ISO1600 ストロボ発光あり

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EF24-85mmF3.5-4.5USM F4 SS1/60 ISO1600 ストロボ発光あり

ギターの質感というか立体感はYongnuoが勝るような気がします。他のレビューにもありましたが、Yongnuoは若干白みがかる傾向にあるようです。 風景には不向きかもしれません。
続いて、格子状の模様を開放で写して歪曲と周辺光量の調査です。

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真っ白い画面を撮ると顕著ですね。
樽形の歪曲収差で、中央からじわりと暗くなっていくタイプの周辺光量落ちです。
四隅だけが暗くなるタイプではないので気づきにくいかもしれません。
Lightroomにて変形ー歪み10、拡大・縮小103、周辺光量調整ー適用量50、中心点0に補正したものがこちらです。

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周辺光量を完全に補正することはできませんでしたが、この程度なら味として生かせるのでは無いでしょうか。
歪みは見た目ではわからない程度まで補正できました。
 

作例を大放出!

ここからは作例を載せていきますが、RAWで撮影して明るさ、彩度もろもろ加工していますので参考にならないかもしれません。
RAW現像すればこれくらいの写りにはなる、程度で考えていただければと思います。
すべてストロボ発光なしです。

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F4 SS1/40 ISO800

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F2.8 SS1/400 ISO800

電車の方はISO下げればよかったですね。寄ればボケ味はなかなかもの。拡大して見なければ僕は十分満足できます。  

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F11 SS1/200 ISO400

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F2.0 SS0.8 ISO800

風景はやはり若干弱いでしょうか。カメラキャリブレーションと彩度をいじってもなんだかしっくりきません。
星空が撮りやすいのは広角単焦点の強み。長秒露光しても星の軌跡が目立つことなく、なんちゃって星景写真が撮れそうです。


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F2 SS1/50 ISO1600 若干トリミング 

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F2 SS1/200 ISO800 
 
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 F2 SS1/20 ISO800

これはうちのおばあちゃんです(笑)。
さっと撮ったらしっくりこない日の丸構図になっちゃったので少しトリミングしてます。
エストショット以上の大写しのポートレートには遠近感が目立ってしまうので向かないと思いますが、全身やニーショットなら使えると思います。
開放でこの距離感だとゆっくりとボケていく感じが気持ち良いです。
 

まとめ

夜間でも手持ち撮影できるのがやはり単焦点の強みです。その上広角レンズとなると手ブレが目立ちにくいので撮影の幅が広がります。
最後の横浜の夜景は中央は綺麗に改造していますが、周辺はやはり流れてしまってひどいことになってます。この描写をどう捉えるかですね。

以上、拙い実写レビューでした。
僕は基本RAWのみで撮って現像しているのでこんな感じです。本気のレビューをするならJPG撮って出ししなきゃダメですね。
僕は将来的には単焦点は35mmと85mmの2本のレンズシステムを考えています。
85mmが買えるのは先になりそうだったのでまずは35mmを安く揃えた次第です。
描写に少し不満はありますが、絞っても五角形ボケが出ないというのは大きなメリットです。
50mmがフルサイズの標準レンズって聞いたけどなんか撮りづらい、そんな人にオススメの1本です。
 

 Canon用は値段がこなれてきて1万円以下(2016年1月25日現在)。

 

 Nikon用は後発なので距離指標付き。デザインもゴテゴテしていてかっこいい。