モノクロコンデジでストーリー性のある写真を撮る

レンジファインダーカメラで撮ったさり気ないスナップ写真をどうにかして撮りたいと試行錯誤した結果、コンデジでノーファインダーでモノクロ撮影をするという結論にたどり着きました！

さり気ないスナップ写真とは？

「旅立ち」

例えばこんな写真です。

被写体（この場合多くは人間）にカメラを意識させず、ありのままを写した写真です。

このような写真をもしも一眼レフで撮ろうとすると、ローアングルになるのでちょっとした不審者になりかねません。

また、一眼レフはピントが薄く、AFポイントが中央に密集しているのでピンぼけ写真になりがちです。

じゃあどうすればいいか ？

コンデジを使えば良いんです。

ドラマチックに日常を切る取るためのRX100の設定

SONY デジタルカメラ DSC-RX100 1.0型センサー F1.8レンズ搭載 ブラック Cyber-shot DSC-RX100

今回は僕の愛機、SONY DSC-RX100初代の設定を紹介します。

RX100は説明不要なくらい有名過ぎるコンデジです。

現在、5代目まで出ていますが、そのシンプルさから2012年発売の初代を愛用する人が少なくありません。

冒頭のような写真を撮るための設定は至ってシンプルです。

モノクロモードにしてシャッタースピード優先でノーファインダーで撮りまくる。

これだけです。

モノクロにする理由は、色情報を捨てることで被写体の本質に迫るためです。

シャッタースピード優先にする理由は、歩きながらの撮影でもブレずに撮るためです。

ノーファインダー撮影をする理由は、カメラを意識させないことで自然な表情や仕草を引き出し、面白い構図を狙うためです。

最初はノーファインダーで面白い写真を撮るのは難しいです。でも少しずつ自然にコツが掴めます。

まずは焦点距離から大体写る範囲を予想し、

あたかも撮影していないかのようにカメラを持って、

被写体を見つけたらレンズを向け、少し歩を緩め親指でシャッターを切る。

まるで居合斬りのような撮り方です。

上手く撮れなかったからと言って後ろに戻るのはなしです。

一期一会だと思ってバシバシシャッターを切っていきましょう。

どんな写真が撮れるか？（作例）

この方法で撮った写真を載せていきます。

焦点距離はフルサイズ換算で28mm、35mm、50mmのいずれかです。

コンデジなので被写界深度が深く、ピンぼけは少ないです。

意図せず発生したブレやボケもありますが、肯定的に捉えています。

RAWで撮って、編集はLightroomでグリーンフィルターをかけただけのものがほとんどです。なんとなく写真にタイトルを付けたくなったので一枚一枚に短いタイトルを付けました。

「無我夢中」

「位置について」

「午後1時」

「恍惚」

「遠出」

「決断」

「怖くない」

「記念日」

「安全第一」

「慣れたもの」

まとめ

いかがでしたでしょうか？

昔は僕は「モノクロはそれっぽい写真が撮れてしまう"逃げ"の写真」と考えていましたが、色という情報がなくなるだけで被写体と対話でき、ストーリー性が生まれるということを実感しました。

騙されたと思ってチャレンジしてみて下さい。

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