星景写真家と動物写真家に朗報!シグマが12mm F1.4とヨンニッパを計画中?

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最近のマイブームであるレンズ特許検索をしていたらシグマの興味深い特許を2件見つけました!

 

 

超広角なのにF1.4!SIGMA 12mm F1.4 DG HSM Art と思われる特許

ipforce.jp

 

2016年3月出願、2017年9月公開の特許です。

実施例1では、撮影距離が無限遠の状態で

f=11.98mm

F1.45

となっています。

 

非球面レンズ2枚を含む14枚のレンズを惜しげもなく使った大胆な構成です。

12mmの超広角単焦点では、LAOWAに歪曲を極限まで抑えたZero-DというレンズがありますがF2.8です。

F2を一気にすっ飛ばしてF1.4とは流石シグマです。

F1.4のレンズは20mmが最も広角なので12mm F1.4が実現できるのか疑問ですが、今勢いのあるシグマならやりかねないと思います。

ただ収差がどこまで取りきれるのでしょうか。

もし発売されたら星景写真家にとっては喉から手が出るほどほしいレンズだと思います。

 

待ってました!SIGMA 400mm F2.8 DG HSM Artと思われる特許

ipforce.jp

 

続いては2013年9月出願、2017年6月の特許です。

実施例1では、撮影距離が無限遠の状態で、

f=390mm

F=2.91

となっています。

 

望遠レンズなので非球面は見当たりませんが、低分散レンズが使われているものだと思われます。

レンズ枚数は14枚です。

ヨンニッパという純正メーカーの聖域に踏み込むあたりがシグマらしいです。

ヨンニッパよりサンニッパの方が一般的ですが、シグマは過去に120-300mm F2.8を作っているのでそれを避けているのでしょうか?

出願が4年前でなぜ今登録されたのかが疑問ですが、確保していた特許を使って侵害されないようにしている線が濃厚そうです。

ヨンニッパはフルサイズで使うと少し中途半端なのでAPS-Cで600mm F2.8相当として使いたいレンズです。

そうなるとモータースポーツや野鳥撮影に使いたくなりますが、AFの速度や精度の問題をどう克服するのかが気になりますね。

 

まとめ

今回はIP Force 知財ポータルサイト 知財ニュース・特許事務所求人などという特許閲覧サイトからシグマの12mm F1.4とヨンニッパの特許をご紹介しました。

特許を読むと水面下でのレンズ開発の動きが見えて大変面白いです。

あくまで「特許を出願している」程度のもので、実際に開発されるか、いつ開発されるかは不明です。

今後もシグマから目が離せないですね!