弘前に来たら寄りたい温泉街!大鰐温泉はイイトコロ
青森県の弘前といえば桜の名所であり、日本有数のりんごの産地。
せっかく弘前に来たからには何泊かしたいところですが、意外と観光するところは多くありません。
そこでオススメなのが弘前から電車を使って10分でアクセスできる大鰐町。
温泉と大鰐温泉もやしとワニフライが有名です!
大鰐とは?
大鰐温泉というレトロな駅に着きます。
大鰐。
何やら見慣れない字面ですね。
そのまま読めば「オオワニ」 ですが、読み方が正しいのか自信がなくなる地名です。
日本には野生のワニはいませんし。
正しい読み方はそのまま「オオワニ」。
どうやら「大阿弥(オオアミ)」がだんだん崩れてオオワニとなり、鰐という字をあてたそうです。
残念ながらこの街に生きたワニはいません。
いるのはワニの巨大なオブジェ。
無数の歯が特徴のワニなので、歯ブラシを右前足で持っています。
駅前のこの感じ、ただの田舎街ではなさそうです。
絶品ワニフライと本格洋食-WANY
昼過ぎに大鰐に到着し、まず向かったのが洋食屋さんのWANY。
ここ10年でオープンした比較的新しいお店です。
大鰐の名産といえば大鰐温泉もやしですが、WANYは新しい風を吹かせようとしています。
それがワニフライ。
「ワニのいない大鰐はつまらない」と思ったのかは定かではありませんが、地名にちなんでワニフライを提供しています。
食べてみると、鶏胸肉のような食感ですがジューシー。
鶏と魚の中間と言ってもいいかもしれません。
こちらはディナーのメニューにしか書いていないのですが、お店の人に頼んだらランチでも注文することができました。
1皿800円と少しお高めでしたが、かなり食べごたえがありました。
ランチならワニフライにライスを付ければお腹いっぱいになると思います。
実はワニフライの量がどれだけかわからず、先にハンバーグランチも注文していました。
洋食屋のハンバーグだけあってこちらも美味しかったのですが、さすがに食べ過ぎでした。
ちなみに、ワニフライのワニがオーストラリア産なのは内緒です。
他には大鰐温泉もやしを使った担々麺などもありました。
メニューが豊富で何度も通いたくなるお店です。
内装も素敵でした。
大鰐温泉街が一望できる-羽黒神社
wanyでちょっと食べ過ぎたので歩いてカロリーを消費することにしました。
山の方をみると遠くに鳥居が見えたので行ってみることに。
大鰐温泉駅から15分で入り口に到着です。
山を登っていき、街を見下ろすと、ワニがスキーをしているオブジェがありました。
細かいところに手が込んでいますね。
さらに階段の手前で街を見渡すと絶景が!
これぞ雪国という光景が広がっていました。
高層ビルなどがなく、眺めは最高です。
神社の方は冬季休業中でお参りすることは叶いませんでした。
駅チカ日帰り温泉-鰐come
大鰐に来たら絶対に外せないのがココ。
日帰り温泉の鰐comeです。
駅から5分という素晴らしい立地で駐車場も完備しているため、連日盛況です。
大鰐周辺の街にも熱烈なファンがいるほどの人気スポット。
料金は大人500円でとてもリーズナブル。
お湯は熱めと普通の2種類があって誰でも満足できるはず。
温泉から上がって火照った体が欲しがる食べ物や飲み物も充実。
座ってゆっくりできるスペースもたくさんあります。
ソフトクリームもいいですが、オススメは津軽のクラフトビールです。
その名も津軽路ビール。
樽生で飲める場所は少ないのではないでしょうか。
ちなみに、温泉に食堂が隣接していて15時まで営業しています。
大鰐や津軽の名産が味わえるレベルの高い食堂です。
お土産屋さんは19時までなのでうっかり買い忘れることがないように。
唯一無二のもやしラーメン-山崎食堂
鰐comeでゆっくりしていたら青森方面の電車が出てしまい、次の電車まで2時間となってしまいました。
19時半の電車を逃すと次は21時半、しかもそれが終電というのだから都会に慣れた僕には衝撃的でした。
さてどうしようと考えていたら大鰐温泉もやしを食べていないことに気付きました。
鰐comeのお土産屋さんと食堂が閉まった今、大鰐温泉もやしを食べられるのは地元のお店だけです。
地図を頼りに飲食店を探していると駅前に山崎食堂を見つけました。
外ののぼりには「もやしラーメン」と書かれています。
中を覗くと近所の人しかいないアウェーな感じでしたが、意を決して突入。
迷わずもやしラーメンとビールを注文。
昔山崎食堂が載ったという新聞の記事を読むと大鰐温泉もやしのことが書かれていました。
大鰐温泉もやしは、特別な品種を水の代わりに温泉を与えて育てることでできあがるそうです。
通常のもやしの2倍近くの長さがあり、食感がよく旨味もぎっしり。
料亭などで出される以外は地元の人によって消費される幻の食材です。
普通のもやしとの違いがわかるでしょうか?
長くて透明感があります。
シャキシャキという食感と共にもやしの持つ旨味が感じられてとてもおいしいです。
醤油ベースのスープはなんとも優しい味でもやしとの相性が絶妙でした。
大鰐に来たら絶対に食べるべき逸品です!
まとめ
青森市や弘前から日帰りで来れる絶品グルメ&温泉の街、大鰐を紹介しました。
すっかり他の街の影に隠れてしまっていますが、1日中楽しめるオススメの街です。
大鰐に来る際はぜひランチとディナーの両方を楽しんでいってください!
もちろん弘前もお忘れなく!