ビニール袋で作るストロボディフューザーが便利

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 発光部をビニール袋で覆うだけで光が柔らかくなります!

 

こんにちは、ちびたです。
結論から先に言います。市販のディフューザーを買う前にビニール袋ディフューザーを作ってみよう!
カメラって面白いですよね。 持っているカメラとレンズが分かればその人がどんな写真をよく撮って、何を重視しているのかが分かります。超広角ズームを持っていれば風景をよく撮るのかな?とかロクヨンを持っていたら鳥撮りなのかな?とか。単焦点しか持っていなかったら相当な拘りを持ってそうですよね。
僕は結構何でも撮るのですが、強いて言うならスナップです。人物もよく撮ります。

人物を撮り始めた人の悩み、それは「なんかパッとしない」 。ちょっと調べればわかるのですが、プロのグラビア写真などとの違いは「ライティング」これに尽きると思います。もちろんプロは高いカメラとレンズを使っていますが、普段僕達が目にする、彼らが撮った写真は必ず圧縮された状態です。もちろん細部のディテールやボケの微妙な違いなんてわかりません。じゃあ何が違うか、それは光の使い方なんです。人間の目は色の違いよりも明るさの違いに敏感だと言います。プロはレフ板、アンブレラ、バウンス、多灯照明など使って巧みに光を操ります。

そこで当然思うのが、「ストロボを使ってみたい!」。僕は今まで古いデジカメのストロボやスマホのフラッシュしか使ってこなかったので、「フラッシュ写真=白飛びしてて見るに耐えない写真」だと思ってました。でもフォトマスター検定を受けてその考えは変わりました。ストロボもバウンスやディフューザーを使えば自然な光になること、ストロボの光の色温度は太陽光と同じだということ、日中でもストロボを使うと見違えるような写真になるということなどを知りました。

知識をたっぷり詰め込んでからCANONのスピードライト430EXⅡを買ったので、ディフューザーもほぼ同時に購入しました。「ストロボは直射するなら焚かないほうがマシ」と言われることがあるほど、直射はナンセンスなのです。ディフューザーも実はピンキリで、安いプラスチック性みたいなものもあれば、大きなシャンプーハットみたいな高いものもあります。僕は、ちょうどコスパのいいところを選ぶ癖があって、1,000円前後のこのタイプ を買いました。 確かに効果はあるのですが、デカくて邪魔です。折り畳めるので持ち運びには苦労しませんが、ずっと付けていると仰々しいです。常時つけていられないので取ったり外したりがとても手間です。そこで度重なる検索を行ない、クッキングペーパー、フィルムケース、コピー用紙、クリアファイル、紙テープ、アクリルケースなどなど様々な素材をディフューザーを試してきました。最近、一つの答えに辿り着いたのでここに紹介します。

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スマホ写真で失礼します。ビニール袋ディフューザーです。
作り方は見ての通り簡単で、乳白色のビニール袋を発光部とその周辺を覆う大きさにカットし、テープで留めるだけです。テープはパーマセルテープやマスキングテープなど粘着力があり、剥がしたあとも跡が残らないものを選ぶと良いでしょう。ほぼ0円で作ることができます。
見ての通りがっちり装着しているので装着前後の実写レビューは今回はなしで()。家にあるもので作れるので効果は実際に作って体感してもらいたいと思います。

メリット:安い。ディフューザーなしと比べると結構光が和らぐ。ずっと付けていられる。付けっぱなしでケースに入れられる。他のディフューザーと併用ができる
デメリット: 簡単に付け外しができない(外すことはほとんどないと思いますが…)

たまにテレビに写るプロのカメラマンを見ていると同じように発光部に何かを貼っているのを見かけることがあります。みなさん同じような工夫をしているんですね。
この方法は光量の減衰も少なく、市販のディフューザーと併用できるのでやって損なことは一つもありません。
ディフューザーで迷っているとき、ディフューザー買ったけどディフューザー付けないで気軽に撮りたい場面などで大活躍間違いなしです。