Takmar 55mm F1.8はM42初心者にオススメな万能レンズ|作例多数!
今年7月に買ったM42マウントのTakmar 55mm F1.8という標準単焦点レンズが自分好みの写りだったのでレビュー!
Takmar 55mm F1.8とは?
キットレンズとして、1962年ごろからマイナーチェンジをしながら長期に渡り生産されてきました。
おかげで中古市場ではかなりのタマ数です!(ヤフオクで3,000円でした)
スペックは以下の通り。
Takmar 55m F1.8
焦点距離:55mm
開放絞り:1.8
絞り羽根枚数:6枚
最短撮影距離:45cm(最大撮影倍率0.1倍くらい)
駆動系:絞り、フォーカス共にマニュアル
フィルター径:49mm
かなりの派生レンズがあるみたいなのであくまで僕の持っているレンズのスペックです。
当時F1.8という明るいレンズを作るには焦点距離を50mmから少し伸ばした55mmにする必要があったと思われます。
最短撮影距離は若干長いですが、そんなに寄らないのであれば困らないと思います。
操作はフルマニュアルですが、EOS 5Dに付けてみてわかる通り、非常にコンパクトです。
しかし、鏡筒は金属製で重みがあり質感は上々です。
Takmar 55mm F1.8がM42マウントオールドレンズ初心者にオススメな理由
まず第一に入手しやすいです。
非常に本数が多く、状態の良いものが5000円以下で買えてしまいます。
M42マウントの最初の1本にはぴったりです。
第1に、1本で何でも撮れてしまいます。
フルマニュアル操作には慣れが必要ですが、55mmという画角は50mmとほぼ同じ感覚で使えるので風景、スナップ、ポートレートをそつなくこなします。
APS-Cやマイクロフォーサーズでは中望遠になるので少し使い方が変わりますが、88mmや110mmもなかなか良い画角です。
また、明るいので薄暗くても心配いりません。
第2に、古めかしくも優等生的な写りが絶妙なことです。
バブルボケ やぐるぐるボケ、異常な周辺減光など、あまりにザ・オールドレンズな写りだと万人にオススメとは言いづらいです。
このレンズもオールドレンズらしい写りのゆるさはあるのですが、それがちょうどいいバランス です。
また、RAW現像で一気に現代風な写りにも持っていけます。
Takmar 55mm F1.8とEOS 5Dで撮った作例
作例を10枚載せてみます。
どれもRAWで撮って、Lightroom上では色温度と明るさのみいじっています。ほぼすっぴんの状態です。
ご覧のようにコントラストと彩度は低いのですが、解像力はかなり高いです。
ボケはたまにざわつきますが、問題ないことが多いです。
レンズがコンパクトなのを活かして、F4~8くらいまで絞ってテンポよく撮っていくと本領が発揮できる気がします。
絞り値は画像に記録されていませんが、覚えている範囲で書いています。
F1.8か2
F5.6か8
F2.8か4
F2.8か4か5.6
F8か11
F4か5.6
F4か5.6
F5.6
F2.8か4
F1.8
鎌倉と弘前公園の作例も追加しました↓
まとめ
Takmar 55mm F1.8は安価なのに綺麗なボケが作れる素晴らしいレンズです。
また、M42マウントはカール・ツァイス・イェナなどの老舗メーカーから当時新規参入したような日本のメーカーまで多くのメーカーが採用していたマウントだったので良いレンズがたくさんあります。
マウントアダプターは以下のリンクから。
Takmarを機にM42のオールドレンズ始めて見るのもいいですよ。